...山のような白頭の肥大漢と...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...先頭に立つのは白粉のお化け然たる肥大漢...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...これ以上主張をつづけることはこの肥大漢と私とのあいだの決闘に終りそうだったから...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼は六尺近い肥大漢である...
外村繁 「澪標」
...背中のむくむくとした筋肉の太い肥大漢だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大森君は職員中第一の肥大漢で...
長塚節 「教師」
...あるじは気のよさそうな赧ら顔の肥大漢で...
久生十蘭 「新西遊記」
...フオル・ボロン氏は茴香酒(ペルノオ・フィス)の匂いのする赤鼻の肥大漢...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...あの女は肥大漢(ふとつちよ)の後ろに立つてゐる惡魔を見てゐるのです...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...どうかひとつお心易く願ひたいもので!」と肥大漢(ふとつちよ)は言葉をつづけた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...肥大漢(ふとつちよ)の地主の姿はもうなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...あから顔に半白の硬い水夫髯を貯えた肥大漢だったが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...芸術座の出しものは「三肥大漢」だった...
宮本百合子 「インターナショナルとともに」
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