...会ふ人毎(ごと)に代議士の値段を吹聴したものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...頻りと自分の信じてゐる稲荷さんのお蔭を吹聴してゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...または共産主義を吹聴し...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...本日某無名氏よりシャックルトン氏の探険費として何万マルクとかの寄附があったと吹聴した...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...それを大袈裟に吹聴して...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...天下反(かえ)って虚名を謬聴し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...別所と沢子は許婚の間柄だと李が吹聴していたものだから...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...ラヴェルなんて一つの作品の何処をどれだけ切つて聴いたところで全体通して傾聴した所で...
中原中也 「音楽と世態」
...彼の説明に曰(いわ)くさ――おい菓子皿などを叩かんで謹聴していなくちゃいかん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...素晴らしい仮説に傾聴してしまいました...
野村胡堂 「死の予告」
...飛んでもないことを吹聴して廻りかねないから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この倉田は仲々露骨な男で寧ろ得意顔で吹聴します...
牧野信一 「女優」
...人畜を害して極まりない狼をやつつけたと吹聴したら...
牧野信一 「武者窓日記」
...余も輪講の当時書物を見ずに傍聴して居たのでこの題を聞き遁(のが)してしまふた...
正岡子規 「病牀六尺」
...ここまで傍聴していた奥さんが...
森鴎外 「かのように」
...私はどうして失聴したかを話し...
山本周五郎 「失蝶記」
...歯切れのよい話振りで講演など人皆我を忘れて傾聴した...
山本笑月 「明治世相百話」
...シンとなって傾聴していた...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
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