...其癖中で上等らしいのを目早くえりわけて...
高濱虚子 「俳諧師」
...かなり上等らしい駱駝(らくだ)色のアンダアシャツを拾い上げ...
太宰治 「乞食学生」
...かれ等らしい武士道があったのか...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...「酷く粋な」上等らしい夏の衣裳が一とそろひ...
牧野信一 「小川の流れ」
...隱岐のアメリカの友達から贈られた可成り上等らしいビーバーの外套を持つてゐたが...
牧野信一 「痴日」
...いかにも舶来の上等らしく...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...彼等らしい歪めかたで逆宣伝しているのである...
宮本百合子 「刻々」
...一人でやってゆけるような形で住むのがどうも一等らしく思えます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...対等らしい行動のとれる者といっては天下にたれもいなくなった...
吉川英治 「新書太閤記」
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