...議論の立て方は人びとによってまったく違うが...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...その時はまた理論の立て方もある...
薄田泣菫 「茶話」
...それにしても仏教は巧妙な心理の立て方をしたものだと私は思ふ...
田山録弥 「孤独と法身」
...「わたしたちはみんなさまざまな暮しの立て方をしてるんだよ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...干涸(ひから)びた暮しの立て方をしている者もあるさ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...インテリ自身にとってインテリ問題の一身上の又社会上の立て方が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...「国民生活の根本的規範たる教は其の国の立て方の全貌そのものである...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...黒い洋服はきっかり体躯についた仕立て方で...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...やや巧者な見立て方であるけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...筋の立て方には、精粗巧拙の差はあるが、何等かの意味で筋を立てなくては、考えることすら出来ない...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...徳義の立て方であったのです...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...だから昔のような理想の持ち方立て方も結構であるかも知れぬが...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...要するに標準の立て方で...
「文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎」
...カステラを拵(こしら)える時も泡立て方が足りないとテンピの中で一旦(いったん)膨(ふく)れても外へ出すとまた縮まります...
村井弦斎 「食道楽」
...それからテンパン即ちブリキ皿へバターを一面に敷いておいて今の物を明(あ)けてテンピの中で十五分焼きます」小山「これには紙を敷かないでもようございますか」お登和嬢「大層膨れて取りやすいものですから紙を敷くに及びません」○玉子の泡の立て方は初めは力を入れずに弱く掻廻し漸次に強く掻廻せば泡の立方よし...
村井弦斎 「食道楽」
...原料の泡立て方が足らず...
村井弦斎 「食道楽」
...現在の「はい一」からの立て方では...
吉川英治 「折々の記」
...必要な脚色や小説模様はわたくしもわたくしなりの仕立て方で染め上げてはいるが...
吉川英治 「私本太平記」
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