...立ち腐れになつた寝殿(しんでん)へ...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...工事半ばの立ち腐れを見せているのです...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...一時立ち腐れね」「ほう...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...山の奥に住んで立ち腐れの工事場を抱えて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...立ち腐れた標柱だけを見た...
田中英光 「箱根の山」
...門も立ち腐れになっていた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...とうとう立ち腐れになって了ったということは...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...わるく云えば立ち腐れを甘んずる様になった...
夏目漱石 「処女作追懐談」
...この茶店まで立ち腐れになり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お茶の水に立ち腐れになった茶店のあることも知り尽していたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのまま立ち腐れ同様になっていますが――」「そこだ」平次が飛付こうとするのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのまゝ立ち腐れ同樣になつてゐますが――」「其處だ」平次が飛付かうとするのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが西兩國で立ち腐れになつたやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺たちゃ立ち腐れになるんだ)「誰だい?」彼は...
葉山嘉樹 「生爪を剥ぐ」
...あわれなようすで崖の上に立ち腐れていた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...立ち腐れになったようなひどい破屋(あばらや)だった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...相馬の古御所のような立ち腐れ同様の栄華座という芝居小屋へ出ることになった...
正岡容 「寄席」
...立ち腐れにもならず...
山本笑月 「明治世相百話」
便利!手書き漢字入力検索