例文・使い方一覧でみる「気を取り直して」の意味
スポンサーリンク...鶴吉は若い丈けに気を取り直して... 
有島武郎 「お末の死」
...」私は気を取り直して言いました...
太宰治 「恥」
...と気を取り直しては...
太宰治 「走れメロス」
...はっと気を取り直して呼びとめる...
太宰治 「春の枯葉」
...辛（から）くも気を取り直してその幼い者たちをつく／″＼と見ますのに...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...気を取り直しては子と二人で...
種田山頭火 「白い路」
...」平然な顔でさらりと言ってのけるその様に、私は一瞬言葉を失ったが、気を取り直して、「それはぐずぐずしてはおれんな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...俺は「繁昌」で少し気を取り直していたが...
豊島与志雄 「神棚」
...はっと気を取り直しては...
豊島与志雄 「未亡人」
...また気を取り直して東京へ戻って来た...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...あんまりだと気を取り直して...
夏目漱石 「坑夫」
...貴女の唇の紅をこの紙の上へ捺して貰いさえすれば宜いのです――」「唇で紙へ？」尼もさすがに驚いたようですが、気を取り直して、「御仏に仕える私が、口紅など持って居る筈は御座いません」「…………」千代之助もハタと困（こう）じました...
野村胡堂 「百唇の譜」
...」「チエツ！」と周子は云つたが、また厄介なことにでもなるといけないと思つたらしく、気を取り直して、「毎日好いお天気なのだから、稀にはヒデヲを伴れて公園の方へ散歩にでも出掛けたら……」「…………」「一日に一度位ゐは伴れてつてやらなければ可哀想ぢやないの！ 此頃は一寸も眼が離されないのよ、直ぐに外へ出掛けて……」「伴れてつてやるものがないから出掛けるんぢやない、三つにもなれば往来へ出て遊ぶのは当り前だ...
牧野信一 「秋・二日の話」
...忽ち気を取り直して...
牧野信一 「蝉」
...けれどもすぐ気を取り直しておだやかに言った...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「アッハッハッハッハッ……天国…………天国……天国へ行きました……アッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ」そう笑い続けているうちに気を取り直して...
夢野久作 「暗黒公使」
...ようようの思いで気を取り直して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...どう気を取り直しても...
吉川英治 「新書太閤記」
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