...御米は小六と差向(さしむかい)に膳に着くときのこの気ぶっせいな心持が...
夏目漱石 「門」
...ほかの町内の風呂というのはなんとなく気ぶっせいなもので...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...なんだか気ぶっせいで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...落着くでしょう……あなたも気ぶっせいでしょうし...
久生十蘭 「肌色の月」
...気ぶっせいかも知れねえが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...この頃何かと気ぶっせいな娵(よめ)を自分達から一時別居させて以前のように息子と二人きりになれる気楽さを圭介の前では顔色にまで現わしながら...
堀辰雄 「菜穂子」
...自分の家なんか気ぶっせいになるんだろう...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...気ぶっせいな感じを独りでもて余した...
山本周五郎 「柳橋物語」
...堪らなく気ぶっせいで...
山本周五郎 「山彦乙女」
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