...その煮干しのガサガサした歯ざわりさえ憶えているのだから...
石川欣一 「飢えは最善のソースか」
...うどの香と蕗の歯ざわりを一緒にしたような山菜である...
石川欣一 「可愛い山」
...きめの細かい肉は歯ざわりがさくさくとして...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...歯ざわりの心よさを感じぬわけにゆかない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...サクサクして、この歯ざわりが、こたえられねえや...
太宰治 「新郎」
...今日は存外歯ざわりが柔らかい...
中里介山 「大菩薩峠」
...この外子も歯ざわりがよくて...
中谷宇吉郎 「母性愛の蟹」
...本所石原の岩おこしで歯ざわりは手強いが甘いですナ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...滑(なめら)かなようでしゃきしゃきする歯ざわり...
水上滝太郎 「果樹」
...歯ざわりがいいのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五分月代(さかやき)をかろく梳(す)く櫛の歯ざわりに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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