...蜘蛛(くも)の巣をかけた楹(たるき)の間へ...
芥川龍之介 「偸盗」
...楹(はしら)の太(ふとき)こと江戸の土蔵のごとし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...芝原嶺(しばはらたふげ)を下り湯沢(ゆさは)に抵(いたら)んとする途(みち)にて遙(はるか)に一楹(いちえい)の茶店(さてん)を見る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...柱にも楹(たるき)にもいちめんに彫刻のしてあるのが見られた...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...円楹甃瓦(えんえいしゅうが)は夕陽に彩(いろど)られ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...彼の門楹(もんえい)は斫(き)られたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...芳梅の籬外(りがい)に渠(なん)ぞ楹(えい)を斬る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...然る後朽楹(きゅうえい)を代え敗椽(はいてん)を棄て...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一楹(えい)一椽(てん)を抜きてこれに代え...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...返照射前楹...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一去英魂托両楹...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...○嘉義市施青江製作の楹籃(えいらん)うまいものだね...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...近年重修した外楹の絵に欧風の煙突などが書かれてゐたのは少し興覚めた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??