...折りにふれ時にふれ...
上村松園 「髷」
...淇園には折りにふれていろいろ手あつい友情を受けてゐたやうである...
薄田泣菫 「茶話」
...折りにふれての情緒を直接に表現したもの――すべてのうちで最も永存すべきもので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...折りにふれて大人様という敬称を好んで笑っていた彼も...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...折りにふれて書いてあるはずだ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...折りにふれ多くの記事を提供してきた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...何年間も折りにふれ手当てされました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...折りにふれベナのことは知っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...私はこれまで折りにふれてはこの『日光山志』を繙くことがあったのだが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...折りにふれて時々このカンエンガヤツリが臨時に繁殖する面白い現象があることに留意すべきだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ようく見習わなければいけないよ」折りにふれて夫人はこう云い含めるのだったが...
矢田津世子 「女心拾遺」
...弟子たちの前で折りにふれ寿女の遺品のことを話した...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...味覚へ向ける良人の記憶力と想像力は非常なもので、たとえば何処かで聞きかじった話だの雑誌や書物などで眼についたのをいつまでも忘れずにいて、折りにふれ、これに想像の翼を与えるのである...
矢田津世子 「茶粥の記」
...そのいくつかの例はすでに折りにふれて解説したところであるが...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索