...一家安穏のためにした信心が一向役にたたないと思ったせいか...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...その磁力砲が一向役にたたないのです...
海野十三 「怪塔王」
...ガス弾などは役にたたないのでしょうねえ」「ああ...
海野十三 「火星兵団」
...この電話機は壊れてしまって役にたたないという挨拶だった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...こわれて役にたたないものがあったら...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...いかなる悪も多少の役にたたないものはない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わたしはもうどうにも役にたたないというので...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...なるべく役にたたないことが望ましい...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...もう少し役にたたない研究をやったら...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...お気の毒様なこつたが独活(うど)の大木(たいぼく)は役にたたない...
樋口一葉 「わかれ道」
...「おれの手は死んでしまった……もう役にたたない」足はどうだ...
久生十蘭 「一の倉沢」
...武芸の技くれなどは役にたたない...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...住所がわかっても都内の電話はほとんど不通で役にたたない...
久生十蘭 「だいこん」
...私の方も読むのに我が眼が役にたたない為...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何一つ役にたたないのにと思ってしまいます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...役にたたないばかりでなく...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...久しい以前から役にたたない下女(はしため)のように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「留守の番として残るのと病弱でお役にたたないのとはことが違います...
山本周五郎 「日本婦道記」
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