...机を離れて宙に浮いたまま...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...また、庭のツバキの花が、もぎ取られるように枝を離れ、宙に浮いたまま、動かなくなった...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...これも宙に浮いたままで...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...鼠が宙に浮いたまま遊んでいる映画を撮ったりするというのは...
中谷宇吉郎 「高度八十マイル」
...宙に浮いたままサト子の手を待っている...
久生十蘭 「あなたも私も」
...火繩を持った半十郎の手が、宙に浮いたまま、硬直したように動かなくなった...
久生十蘭 「ひどい煙」
...さしだされた手は宙に浮いたまま...
久生十蘭 「復活祭」
...指をひろげた両手は宙に浮いたままビクとも動かなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
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