...何しろ大そうな人出でワイワイいっておりますから...
上村松園 「女の話・花の話」
...ぽか/\/\と大そうなひづめの音が聞え出しました...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...大そうなごほうびをもらいました...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...一生と思うからに大そうなり...
高神覚昇 「般若心経講義」
...さも重大そうな手紙を寄越す...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...「それで」と警部は重大そうな顔付きに微笑を浮べて言った...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...占だって占者に謂わせればドウして仲々大そうな根拠があるのだから...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...起きてくれないか」「何んだ」「足の勇」が重大そうな顔をして私の枕元に立って居ります...
野村胡堂 「死の予告」
...小僧一同に大そうなごちそうが出る...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...大そうなことをいっていました」「心あたりは全くないんだね?」「別にこれという奴はございませんが何しろ...
平林初之輔 「祭の夜」
...いきなり問題が重大そうな響きをもって来た...
本庄陸男 「石狩川」
...私は絵草紙の中の惨憺たる殺人の光景を眼のあたりにする大そうな滑稽感で...
牧野信一 「熱海線私語」
...このごろ我流で新しい噺をこさえて大そうな評判だな...
正岡容 「小説 圓朝」
...華族といや大そうなようだが引導一つ渡されりャ華族様も平民様もありゃアしない...
正岡子規 「墓」
...大そうな御容体ですこと――」かまわず...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...創口からは大そうな血が出てをりました...
森林太郎 「高瀬舟」
...大そうなおとり持ちでありましたが...
柳田國男 「日本の伝説」
...大そうな御歓待(ごかんたい)で...
吉川英治 「新書太閤記」
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