...・白うつづいてどこかに月のある夜みち・寝苦しい月夜で啼いたはほととぎす・てふてふとまるなそこは肥壺・悔いることばかり夏となる・いつでも死ねる草が咲いたり実つたり五月三十日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...夜みちでむやみに刀をふりまわすように...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...夜みちを歩いたら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それにしてもまあ、こんなお子を、どこから拾って来たのだね」「なあに、犬に吼(ほ)えられていたのさ」と、為が、「はだしで、髷をくずして、夜みちで、犬に吼えられているのを見ちゃあ、日ごろの侠気(おとこぎ)で捨てちゃあ置けねえ」「ひ、ひ、ひ、いつものおとこ気でね――結構な性分、さぞ、後生がいいこったろうね――まあ、何と言っても、ここへつれて来てくれたのは、結構なことだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...夜みちをしてやつて來る途中...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索