...団子坂を登って右に折れて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...達者で居たら今日あたりはきっと団子坂へでも行っているだろうと思う...
寺田寅彦 「障子の落書」
...(団子坂をば汐見坂という由後に人より聞きたり...
永井荷風 「日和下駄」
...すぐ団子坂(だんござか)にある唐木(からき)の指物師(さしものし)の所へ行って...
夏目漱石 「道草」
...団子坂のエビスで紅茶を呑むと...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...第二編第七回団子坂(だんござか)の観菊(きくみ)上日曜日は近頃に無い天下晴れ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...さてまた団子坂の景況は...
二葉亭四迷 「浮雲」
...昇もお勢も同時に「オホホホ」「アハハハ」第八回 団子坂の観菊 下お勢母子(ぼし)の者の出向いた後(のち)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...私に兎角団子坂取材の小説が多いのも...
正岡容 「根津遊草」
...団子坂の植木屋で菊細工を始めたのは...
正岡容 「根津遊草」
...「団子坂の菊人形は...
正岡容 「根津遊草」
...もう一つ団子坂をのぼらなければ林町の通りへ来られなかった...
宮本百合子 「菊人形」
...団子坂の菊人形につながった一つの東京名物なわけだった...
宮本百合子 「菊人形」
...団子坂上からやっちゃば通りまでできた...
宮本百合子 「菊人形」
...団子坂で降りたらザアザアなの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それは今住んでいる団子坂の家に入った時からの事である...
森鴎外 「細木香以」
...団子坂の小倉是阿弥の家に集まって旧を話し...
森鴎外 「細木香以」
...そして東京で私の住まう団子坂上の家の向いに来て下宿した...
森鴎外 「二人の友」
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