...ホームズは先の見えない物思いに沈む...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...いくら逆上(のぼせ)てもおたがいに目先の見えないところまでは行かない...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ先の見えない研究のために十勝岳の山小屋の使用を快諾された当局の人とか...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...先の見えないほど強い感情が一度に胸に湧(わ)き出るからである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...戸外は先の見えない闇夜だ...
本庄陸男 「とも喰い」
...眼先の見えない唐変木(とうへんぼく)もあったもんだね...
夢野久作 「爆弾太平記」
...先の見えないものではある」と...
吉川英治 「私本太平記」
...先の見えない暗愚な将でもあり...
吉川英治 「新書太閤記」
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