...Kさんはそこに野菜のほかにもポンポン・ダリアを作つてゐた...
芥川龍之介 「素描三題」
...もう花もまれになつたポンポン・ダリアに鋏(はさみ)を入れてゐた...
芥川龍之介 「素描三題」
...ポンポンと天窓(あたま)をたたいて...
泉鏡花 「海異記」
...エンジンがポンポンと調子のいい音を立て...
梅崎春生 「狂い凧」
...手をポンポンと払って立ち上がった...
海野十三 「流線間諜」
...もっと小さい上方通いの発動機船がポンポン音を立てて行き来する...
壺井栄 「大根の葉」
...みんな蒸気で上(かみ)へ積み出すからこちらの口へははいらんわい」とやけに桶をポンポンたたく...
寺田寅彦 「花物語」
...いつものようにポンポン言ってしまってはいけませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井能登守に対してさえポンポン啖呵(たんか)の切れる米友が...
中里介山 「大菩薩峠」
...蛸の大頭を目がけて短銃(ピストル)をポンポン打つんだが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
......
野口雨情 「朝おき雀」
...ポンポン切れ話をするんだろう」「…………」「新さん...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「久吉さんはあんたにポンポン言ふれど...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの景色だけはいまでも忘れない」「四階の展望台(カンパニエール)でポンポンと拍手を打ってお日さま拝みだしたのはえらかったわねえ」そんなことをいっているうちに...
久生十蘭 「ユモレスク」
...ポンポンと小さな泡を飛ばす有様が浮んで来るようだ...
古川緑波 「清涼飲料」
...ポンポン・ルウジユが...
堀辰雄 「旅の繪」
...鼓のようにポンポン打つもんではなくて...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そのうちに曳船のポンポンの音がきこえて来て...
山之口貘 「ダルマ船日記」
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