...長い/\プラットフォームに數限りなき掲燈(あかり)が晝の如く輝き初めた時...
石川啄木 「天鵞絨」
...自分のからだがプラットフォームの近所にいることをどうしても忘れることができなかつた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...ついに事務長(パーサー)らしい制服(ユニフォーム)の上級士官が現れて...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...一電車停留場のプラットフォームに「安全地帯」と書いた建札が立っている...
寺田寅彦 「KからQまで」
...引きちがえて入り来る西洋人のたけ低く顔のたけも著しく短きが赤き顔にこればかり立派なる鬚(ひげ)ひねりながら煙草を人力(じんりき)に買わせて向側のプラットフォームに腰をかけ煙草取り出して鬚をかい上ぐるなどあまり上等社会にもあらざるべし...
寺田寅彦 「東上記」
...駅のフォームに駆け上ると...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...ほんとうのフォームに立ちいたり...
中井正一 「脱出と回帰」
...ひとりでにフォームは揃ってき...
中井正一 「美学入門」
...進を始め男二人と婦人たちとは自然別々になってプラットフォームを降口の方へと歩みはじめたが...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...プラットフォームに大きな網籠(あみかご)があった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...プラットフォームとの間には距離というものがほとんどなかった...
夏目漱石 「明暗」
...仄暗いプラットフォームの上に拡げられた...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...プラット・フォームに入った...
火野葦平 「花と龍」
...妾は龍二の野球のユニフォームを借りますわ...
牧野信一 「或る日の運動」
...娘さん達は白いきれいなユニフォームの肩をくっつけあって...
宮本百合子 「現実の問題」
...出てから池袋の駅でプラットフォームを間違えて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...余りこんでフォームからこぼれたり左右の側がまぜこぜになったりするものだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...義勇兵式の空色のユニフォームに金銀のモールをあしらった綺羅(きら)びやかなバンドで...
夢野久作 「暗黒公使」
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