例文・使い方一覧でみる「ナニ」の意味

...ナニ歴史（れきし）に八十人力（にんりき）の荒武者（あらむしゃ）と記（しる）してある……ホホホホ良人（おっと）はそんな怪物（ばけもの）ではございません... ナニ歴史に八十人力の荒武者と記してある……ホホホホ良人はそんな怪物ではございませんの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...どうも極（きま）りがわるいけれど……」「ナニ怪しい奴ですって？」一郎は勇敢にも扉（ドア）のところへ出て... どうも極りがわるいけれど……」「ナニ怪しい奴ですって？」一郎は勇敢にも扉のところへ出ての読み方
海野十三「恐怖の口笛」

...先生が寝とらす周りをグルグルと何遍も廻っていたがのう」「ナニ僕の寝ている周りをグルグル廻っていた？……やっぱりあれは幽霊かなア」大隅学士はドキンとした...
海野十三「地球盗難」

...ナニか女将がそんなうそを云わねばならなかったようなこれまた別のわけがなくっちゃアならんわけです...
大阪圭吉「あやつり裁判」

...ソレガドンナニ美シイカト思イ... ソレガドンナニ美シイカト思イの読み方
谷崎潤一郎「瘋癲老人日記」

...心デハドンナニ喜ブデアロウカ... 心デハドンナニ喜ブデアロウカの読み方
谷崎潤一郎「瘋癲老人日記」

...木津屋の御雪というのだ」「ナニ... 木津屋の御雪というのだ」「ナニの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...この家の主人が立戻って参りました儀で……」「ナニ... この家の主人が立戻って参りました儀で……」「ナニの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...オ前ハナゼニソンナニ心得違イバカリシナサル... オ前ハナゼニソンナニ心得違イバカリシナサルの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...「エエナニ何か一寸... 「エエナニ何か一寸の読み方
正岡容「我が圓朝研究」

...『ナニ、其（そ）れがお前（まへ）に答（こた）へられるッて』と三月兎（ぐわつうさぎ）が云（い）ひました... 『ナニ、其れがお前に答へられるッて』と三月兎が云ひましたの読み方
レウィス、キァロル　Lewis Carroll 丸山英觀訳「愛ちやんの夢物語」

...ナニも満が私たちに黙って自分の好きな女を引入れたのでなし... ナニも満が私たちに黙って自分の好きな女を引入れたのでなしの読み方
村井弦斎「食道楽」

...「ナニッ、ガンを見たって？」と、テンはうなって言いました... 「ナニッ、ガンを見たって？」と、テンはうなって言いましたの読み方
セルマ・ラーゲルレーヴ　Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳「ニールスのふしぎな旅」

...Ｔ「連判状とか何とか言う」と言われて主膳ナニッと顔色変えた... Ｔ「連判状とか何とか言う」と言われて主膳ナニッと顔色変えたの読み方
山中貞雄「なりひら小僧」

...喰付かれたんですの……コンナニ……」と付根の処を繃帯した左手の中指を出して見せた...
夢野久作「少女地獄」

...ナニイ、五十銭玉ばっかりだア... ナニイ、五十銭玉ばっかりだアの読み方
夢野久作「超人鬚野博士」

...そっちへ持って行って片付けろ……ナニ……... そっちへ持って行って片付けろ……ナニ……の読み方
夢野久作「焦点を合せる」

...ウグイスとウグイ……カマスとカマ……ナニイ大違いじゃあ……大違いじゃとも...
夢野久作「笑う唖女」

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