例文・使い方一覧でみる「コバルト色」の意味
スポンサーリンク...この日の競馬を知らせる煙火がぽんぽんと世間の不景気なんか大空の彼方へ吹っ飛ばしてしまいそうにコバルト色の朝空にはじけた... 
犬田卯 「競馬」
...それが下旬に歸つたときには既に快いコバルト色に變つて居りました...
江南文三 「佐渡が島から」
...雪の蔭は淡くコバルト色になる...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...馬場の右脇にコバルト色の學生服を着た背のきはめてひくい若い男がひつそり立つてゐた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...馬場の右脇にコバルト色の学生服を着た背のきわめてひくい若い男がひっそり立っていた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...かすれたようなコバルト色の空...
田中英光 「オリンポスの果実」
...恐ろしく美しい純粋なコバルト色をして...
寺田寅彦 「自画像」
...三ヶ月前此処（ここ）へ来た時と同じコバルト色のスーツケースをさげて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...コバルト色の背広にラッパズボンを穿いた...
野村胡堂 「死の予告」
...ただもうコバルト色の灰を撒（ま）いたような美しい夜です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...亜熱帯のコバルト色の空のなかに...
山之口貘 「梯梧の花」
...船長は平気でコバルト色の煙をプカプカやり出した...
夢野久作 「難船小僧」
...派手なコバルト色のパラソル...
夢野久作 「少女地獄」
...二十銭出せば葉巻が二本来ますからね」二人は互いちがいにコバルト色の煙を吹上げ初めた...
夢野久作 「二重心臓」
...ドイツから持つて帰つて下さいましたコバルト色の線の入つたナイフで...
横光利一 「火の点いた煙草」
...あなたはコバルト色のナイフをきらきら僕の眼の前に閃かせ...
横光利一 「火の点いた煙草」
...少し白けたコバルト色をして晴れた朔北の空の下に...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...それにコバルト色の冴えた斑があり...
若山牧水 「樹木とその葉」
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