...安物(やすもの)らしい猟服(りょうふく)を着用して...
芥川龍之介 「葱」
...窓という窓をすっかり開き時速五十キロメートルの涼風(りょうふう)を縦貫(じゅうかん)させた人工冷却(フォースド・クーリング)で...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...海原(うなばら)を越えてくる涼風(りょうふう)は...
海野十三 「地球要塞」
...スーッと身に涼風(りょうふう)が当るように感じたそのうちに...
海野十三 「蠅」
...卵色薄羅紗(うすらしゃ)の猟装束(りょうふく)を着て...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...○一夜(いちや)涼風(りょうふう)を銀座に追う...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...伯姫の情夫・渾良夫(こんりょうふ)という者が使となって屡々(しばしば)都と戚との間を往復した...
中島敦 「盈虚」
...大夫に昇った渾良夫(こんりょうふ)とだけが...
中島敦 「盈虚」
...渾良夫(こんりょうふ)はもともと小姓上りとて派手好みの伊達男である...
中島敦 「盈虚」
...「俺は渾良夫(こんりょうふ)だ...
中島敦 「盈虚」
...夫の死後頻(しき)りに寵愛(ちょうあい)している小姓(こしょう)上りの渾良夫(こんりょうふ)なる美青年を使として...
中島敦 「弟子」
...窮鳥(きゅうちょう)懐(ふところ)に入れば猟夫(りょうふ)もこれを殺さぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...康の三国の兵が西涼府(せいりょうふ)を囲む...
南方熊楠 「十二支考」
...それにはどうしても良夫人(りょうふじん)を得させなければならん...
村井弦斎 「食道楽」
...緑林涼風(りょくりんりょうふう)日本左衛門のこす...
吉川英治 「江戸三国志」
...涼風冠(りょうふうかん)としていただいたかの如き清澄さをおぼえました...
吉川英治 「江戸三国志」
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