...たがいによそよそしくしていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...よそよそしく取りなしてみたり...
有島武郎 「或る女」
...雪子夫人も急によそよそしくなって...
海野十三 「振動魔」
...ますます遠くよそよそしく答えても...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...」なるたけよそよそしくしてやるように努めたのである...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...とてもよそよそしくしていました...
太宰治 「誰も知らぬ」
...なんだかよそよそしくしてゐた...
太宰治 「津軽」
...最(もっとも)親しいはずの親兄弟に対しては君江は一番よそよそしく決して本心を明した事がない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...いやによそよそしく...
中里介山 「大菩薩峠」
...極(きわ)めてよそよそしく叮嚀(ていねい)な挨拶(あいさつ)をした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そんなによそよそしくなさるの?」たか子が...
林芙美子 「或る女」
...何時でも女にはよそよそしくしてゐて...
林芙美子 「浮雲」
...来た人達をいともよそよそしく通した後は...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...堅くて、お高くて、よそよそしくて、心を凍らせて、名門貴族の誇りをまとっているようだったとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...この几董(きとう)の句にても「生きて世に」と屈折したる詞(ことば)の働きより「人の年忌や」とよそよそしくものしたる最後に「初茄子」と何心なく置きたるが如くにて...
正岡子規 「俳諧大要」
...そうすればするほどあなたはよそよそしくなる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分だけはいつまでもよそよそしく扱われると女王を恨めしがっておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...酒井邸の応対ぶりはまことによそよそしく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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