...『十四五の娘子供(めらしやど)とも寝てるだべせア...
石川啄木 「天鵞絨」
...いやどうも何でござりまして...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...」九「そこの旅宿(やどや)の角まで...
泉鏡花 「薄紅梅」
...迎春館主の和歌宮鈍千木氏(わかみやどんちきし)の技倆(ぎりょう)は大したもんだ...
海野十三 「大脳手術」
...松尾氏の家にやどること二夜...
大町桂月 「十和田湖」
...宿(やど)にのみ引籠(ひきこも)って外(そと)へは出(で)ず...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...無宿者(やどなし)なんか盗みでもするより芸がありやしない...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...つまりそれほどナヂェージダ・フェドセーヴナを尊敬しているんですから……」「いやどうも...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...どやどやと外へ出てしまったのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...も一つ次の最後やどん底が出てくるのは...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...そうしてそれが宿中(やどじゅう)の視聴を脅(おびや)かさなければならなかった...
夏目漱石 「明暗」
...早く木曾路に入らんことのみ急がれて原新田まで三里の道を馬車に縮めて洗馬(せば)までたどりつき饅頭にすき腹をこやして本山の玉木屋にやどる...
正岡子規 「かけはしの記」
...そして一列(れつ)に並(なら)んでる宿屋(やどや)...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...夜になってわたしたちがきたない宿屋(やどや)かまたは物置(ものお)き小屋(ごや)につかれきってたどり着くと...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...もはやどうにも明確には理解しようのないものになり終ったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「いやどんな理由があっても...
山本周五郎 「いさましい話」
...喰べたり喰べなかったりの貧乏中に懐胎(やど)って...
吉川英治 「新書太閤記」
...「客人」と、前の中年者が顔を出して、「聞いてみたら、やっぱり鑿を失(な)くしたのは部屋の源次という人だった」「ア、それやどうも、お世話様で」「先でも、使い馴れていた稼業(かぎょう)道具を失(な)くして、困っていたところなんで、話してやったら大よろこびさ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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