例文・使い方一覧でみる「やすで」の意味


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...那処(あすこ)には島田も丸髷もない代りに安価(やすで)な「西洋」が幕ごとに転がつてゐる...   那処には島田も丸髷もない代りに安価な「西洋」が幕ごとに転がつてゐるの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...有難てえ方だと思ってやすで...   有難てえ方だと思ってやすでの読み方
橘外男 「墓が呼んでいる」

...かれが目的を立てる時は必ずやすでにかれは大劫初(ごうしょ)からそれを目的とせねばならぬ様に運命づけられている...   かれが目的を立てる時は必ずやすでにかれは大劫初からそれを目的とせねばならぬ様に運命づけられているの読み方
辻潤 「錯覚自我説」

...今やすでにその機会を得たり...   今やすでにその機会を得たりの読み方
徳富蘇峰 「将来の日本」

...併し現在ではもはやすでに決して信頼してはならない獄吏に化している...   併し現在ではもはやすでに決して信頼してはならない獄吏に化しているの読み方
戸坂潤 「現代哲学講話」

...はやすでにグレーヴの刑場もそれをきらっている...   はやすでにグレーヴの刑場もそれをきらっているの読み方
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」

...蚯蚓や玉やすでを養成する...   蚯蚓や玉やすでを養成するの読み方
豊島与志雄 「夢の図」

...蟻、やすで、むかで、げじげじ、みみず、小蛇(こへび)、地蟲(じむし)、はさみ蟲、冬の住家(すみか)に眠って居たさまざまな蟲けらは、朽ちた井戸側の間(あいだ)から、ぞろぞろ、ぬるぬる、うごめき出(いだ)し、木枯(こがらし)の寒い風にのたうち廻(まわ)って、その場に生白(なまじろ)い腹を見せながら斃死(くたば)ってしまうのも多かった...   蟻、やすで、むかで、げじげじ、みみず、小蛇、地蟲、はさみ蟲、冬の住家に眠って居たさまざまな蟲けらは、朽ちた井戸側の間から、ぞろぞろ、ぬるぬる、うごめき出し、木枯の寒い風にのたうち廻って、その場に生白い腹を見せながら斃死ってしまうのも多かったの読み方
永井荷風 「狐」

...豈計(あにはか)らんやすでに一年も二年もボンヤリして下宿に入ってなすこともなく暮しているものがある...   豈計らんやすでに一年も二年もボンヤリして下宿に入ってなすこともなく暮しているものがあるの読み方
夏目漱石 「道楽と職業」

...また南番所の組下が手を叩いて笑いはやすであろう...   また南番所の組下が手を叩いて笑いはやすであろうの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...馬陸(やすで)ごとく環曲(まがっ)て転下すともいい...   馬陸ごとく環曲て転下すともいいの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...進歩のめやすです...   進歩のめやすですの読み方
宮本百合子 「新しい抵抗について」

...文壇めやすでない...   文壇めやすでないの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...足跡に蝟集(あつ)まっているうじうじしている馬陸(やすで)を指さした...   足跡に蝟集まっているうじうじしている馬陸を指さしたの読み方
室生犀星 「後の日の童子」

...近代の御伽百物語(おとぎひゃくものがたり)の徒に至りてはその志(こころざし)やすでに陋(ろう)かつ決してその談の妄誕(もうたん)にあらざることを誓いえず...   近代の御伽百物語の徒に至りてはその志やすでに陋かつ決してその談の妄誕にあらざることを誓いえずの読み方
柳田国男 「遠野物語」

...呼ぼうにも早やすでに遅い...   呼ぼうにも早やすでに遅いの読み方
横光利一 「欧洲紀行」

...いやすでに孫策にはその言が不幸にも的中していたのである...   いやすでに孫策にはその言が不幸にも的中していたのであるの読み方
吉川英治 「三国志」

...この一城――いやすでに三の丸を失った半城の孤塁(こるい)が...   この一城――いやすでに三の丸を失った半城の孤塁がの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

「やすで」の書き方・書き順

いろんなフォントで「やすで」


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