例文・使い方一覧でみる「やかた」の意味

...奈良の屋形（やかた）に残してゐるに相違なかつたが... 奈良の屋形に残してゐるに相違なかつたがの読み方
薄田泣菫「茶話」

...大納言の館（やかた）へ年賀に見えるであろうと云う意を伝えた... 大納言の館へ年賀に見えるであろうと云う意を伝えたの読み方
谷崎潤一郎「少将滋幹の母」

...『二十四孝』十種香（じっしゅこう）の場（ば）の幕明を見たるものは必ず館（やかた）の階段に長く垂敷（たれし）きたる勝頼（かつより）が長袴（ながばかま）の美しさを忘れざるべし... 『二十四孝』十種香の場の幕明を見たるものは必ず館の階段に長く垂敷きたる勝頼が長袴の美しさを忘れざるべしの読み方
永井荷風「江戸芸術論」

...壮麗な館（やかた）は... 壮麗な館はの読み方
長谷川時雨「モルガンお雪」

...あの館（やかた）を... あの館をの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...レフェニュウ館（やかた）で... レフェニュウ館での読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「謎の四つ指」

...二人はもう八十日も橘の館（やかた）に通うていること... 二人はもう八十日も橘の館に通うていることの読み方
室生犀星「姫たちばな」

...館（やかた）もどよめく騒ぎです... 館もどよめく騒ぎですの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...おやかたじゃ」「わが殿... おやかたじゃ」「わが殿の読み方
吉川英治「私本太平記」

...わがおやかたにも決死の御出陣とうかがわれる... わがおやかたにも決死の御出陣とうかがわれるの読み方
吉川英治「私本太平記」

...お館（やかた）さまもお待ちかねでござります... お館さまもお待ちかねでござりますの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...「親方（おやかた）... 「親方の読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...人間の親方（おやかた）はあんなに冷（つめ）たくッてとげとげしているのに... 人間の親方はあんなに冷たくッてとげとげしているのにの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...府中のお館（やかた）を繞（めぐ）る大路小路のうちでも... 府中のお館を繞る大路小路のうちでもの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...急いで来たのだな」「一刻も早くお館（やかた）のお耳に入れたいとぞんじまして... 急いで来たのだな」「一刻も早くお館のお耳に入れたいとぞんじましての読み方
吉川英治「新書太閤記」