例文・使い方一覧でみる「もなか」の意味

...下車は言うまでもなかろう... 下車は言うまでもなかろうの読み方
泉鏡花「遺稿」

...あのころは一人の脱走者もなかった... あのころは一人の脱走者もなかったの読み方
リチャード・オースティン・フリーマン　Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳「予謀殺人」

...なんの不安もなかった... なんの不安もなかったの読み方
太宰治「新樹の言葉」

...庭もなかなか広い... 庭もなかなか広いの読み方
太宰治「正義と微笑」

...子供は出來なかつたんでございませうか？』『ひとりもなかつたさうでございます』『まアねえ』窕子はまたその遠い昔の巴渦の中にその身を見出すといふやうにして...
田山花袋「道綱の母」

...お島はついこれまで口を利（き）いたこともなかったし... お島はついこれまで口を利いたこともなかったしの読み方
徳田秋声「あらくれ」

...財産がどのくらいのものかは解（わか）りようもなかった... 財産がどのくらいのものかは解りようもなかったの読み方
徳田秋声「仮装人物」

...この場合博士の説明を煩はすまでもなかつた... この場合博士の説明を煩はすまでもなかつたの読み方
徳田秋聲「フアイヤ・ガン」

...そういうことでもなかった日には... そういうことでもなかった日にはの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...こんなに面白く話をしながら物を食つたことは一度もなかつたと思ふと...
永井荷風「にぎり飯」

...頭を上げてあたりを見るひまもなかった... 頭を上げてあたりを見るひまもなかったの読み方
永井隆「長崎の鐘」

...知らせたくもなかったんです」甲子太郎は... 知らせたくもなかったんです」甲子太郎はの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...昨夜は珍しく客もなかつたさうだし... 昨夜は珍しく客もなかつたさうだしの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...なにもなかったんです」「それなら」と... なにもなかったんです」「それなら」との読み方
フランツ・カフカ　Franz Kafka 原田義人訳「城」

...それまで自分以外に癩患者を見たこともなかつた成瀬にとつては三号病室に於ける一週間の生活は...
北條民雄「癩を病む青年達」

...そうして何事もなかったようにお分れしたのもかえって好いことだったかも知れない...
堀辰雄「楡の家」

...泡盛を飲み飽きたわけでもなかったが... 泡盛を飲み飽きたわけでもなかったがの読み方
山之口貘「酒友列伝」

...水戸のときはそうでもなかったんですが... 水戸のときはそうでもなかったんですがの読み方
山本周五郎「新潮記」

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渟旧教まん

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