...草の根の上の方がむき出しになる位に...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...近頃出來あがつた永山(ながやま)將軍の銅像だけをむき出しにして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...赤土がむき出しになっている大小の崖(がけ)や...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...本棚の下は煉瓦(れんが)だけがむき出しになっていた...
海野十三 「什器破壊業事件」
...股(もも)がむき出しになっている位で...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...むき出しに懸命だ...
太宰治 「女の決闘」
...角張つた頭骨の形がむき出しになつた円頂と...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...背中をむき出しにして横向きに寝た男は...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...壁のむき出しになっている所へかけて...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...すっかりむき出しになっていたが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ばかなこと! むき出しにすればいやになるような観念をすべて...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...まだむき出しに敵意を示して居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何もかもむき出しにぐんにゃりしている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...残酷なほどむき出しになるのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...部屋の壁はむき出しになっていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...歯ぐきまでむき出しになった歯並が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...未熟さをむき出しに心情的に行為したことについて...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...それに我々の最もデリケートな部分は常にむき出しになっているではないか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索