...神将は手に三叉(みつまた)の戟(ほこ)を持っていましたが...
芥川龍之介 「杜子春」
...白馬――唐松(からまつ)――五龍――鹿島槍(かしまやり)――針(はり)ノ木(き)――蓮華(れんげ)――烏帽子(えぼし)――野口(のぐち)五郎――三俣蓮華(みつまたれんげ)――黒部(くろべ)五郎――上(かみ)ノ岳(たけ)――楽師(やくし)――鷲岳――雄山(おやま)――大汝(おおなんじ)――別山(べっさん)――剣……といったような計画を立てるが...
石川欣一 「可愛い山」
...一斉に三叉(みつまた)の戟(ほこ)を構えた瞬間...
泉鏡花 「悪獣篇」
...ちょうどそこが三岐(みつまた)の...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...篠懸(すずかけ)の樹のは三叉(みつまた)の鋒(ほこ)の形だ...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「落葉」
...椏(みつまた)や山桐や桑や...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...彼処(あすこ)の三叉路(みつまた)の処で待っておる...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...三叉(みつまた)に腹を刺されて倒れた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三派(みつまた)はいまの中洲(なかず)のあたりの名で...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...傾城高尾が舟中で仙臺樣になぶり斬りにされたつるし斬りの傳説もこの三派(みつまた)だ...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...丈夫な三椏紙(みつまたがみ)で...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
......
前田普羅 「普羅句集」
...三椏(みつまた)の花が咲き...
三好達治 「測量船」
...詞の初に三叉(みつまた)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大体紙料には雁皮と楮と三椏(みつまた)とがありますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...木の枝の三叉(みつまた)に結び付けて地に立てた懐中電燈の光りだけで...
夢野久作 「戦場」
...将軍家の船遊覧をかねて真田侯が戸狩の煙火師を連れて中洲の三又(みつまた)で打揚げたことがある...
吉川英治 「銀河まつり」
...五寸廻シ青竹入一 鹿の角三股(つのみつまた)一 鉄砂入り混粘張(こねば)り陣笠...
吉川英治 「山浦清麿」
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