...あたりはま昼よりも...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「マッチ売りの少女」
...人も馬も湯気にぼかされてほとんどそのまま昼のようだ...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...ぴかりと電光が暗闇を一しゅんかんま昼のように照らした...
海野十三 「恐竜島」
...そこへ哀しい人間がきた・考へつつ出来た御飯が生煮で・梅雨晴ごし/\トラツクを洗ふ親も子も田を植ゑる孫も泥をふむ・まづしいけれどもよい雨の糸瓜を植ゑる・とんぼつるめばてふてふもつれるま昼のひかり・煮る蕗のほろにがさにもおばあさんのおもかげ・障子をたたくは夏の虫・蠅もおちつかない二人のあいだ・みんないんでしまうより虫が鳴きだした・雑草のなか蛙のなかや明け暮れて昼も蚊がくるうつくしい蚊六月廿四日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...きのふの酔がまだ残つてゐるつく/\ぼうし・ま昼ふかうして鳴子鳴る・ゆふべの夏草をふみわける音がちかづく・日ざかりあるくはつるんだ虫で八月十六日朝風は秋風だ...
種田山頭火 「行乞記」
...……・かうしてながらへて蝉が鳴きだした・藪を伸びあがり若竹の青空・若竹ゆらゆらてふてふひらひら・いつぴきとなりおちつかない蠅となつてゐる・炎天の萱の穂のちるばかり・ま昼ひそかに蜂がきては水あびる七月七日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...すゝきとぶま昼虫なくそこへぽとりと柿が九月廿七日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...ま昼の太陽は海の上にぎらぎらしていた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...死にに行くため防寨をまたぎ越してる間謀(スパイ)をま昼の光で見た時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ま昼にあってま夜中のことを思うその日こそは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...きょうのま昼をきして稀代の兇賊という悪名のもとにさび槍につらぬかれて...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...きょうま昼を合図に...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...ま昼の往来へゾロゾロと引だされているではありませんか...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...いま昼の仕度をするつもりで鍋の中を見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのまま昼寝をしてしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いま昼の時に来て見ると...
水野葉舟 「帰途」
...ま昼にすら男を引きよせているではないか...
室生犀星 「花桐」
...ま昼に幽霊に出会いましたとても...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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