...このまめまめしい心よしの友だちがあたたかい南国へ羽をのして行くすがたのなごりも王子は見る事もおできなさらず...
有島武郎 「燕と王子」
...春琴に思いを寄せる者は私(ひそ)かに佐助の幸福を羨(うらや)みある場合には彼のまめまめしい奉公振りに反感を抱いていたのである...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...身体の隅々まで洗ってやるまめまめしい日々をかさねているうちに...
久生十蘭 「虹の橋」
...まめまめしい挨拶をする...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...かれはまめまめしいのみこみ顔で迎えられた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...まめまめしい日を送っていた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...」まめまめしい彼女は手をやすめることがなかった...
室生犀星 「津の国人」
...疑いを抱かぬまめまめしい身動きは...
横光利一 「夜の靴」
...一倍まめまめしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索