...それによって古来各時代における宇宙関係諸問題に対する見解についての一つのまとまった概念を得ることが可能となった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...少しもまとまった金はくれるかどうか分らない...
大杉栄 「日本脱出記」
...前にいう漫然たる恵比寿(えびす)ぎれのようなものは雲の如くあるがさてまとまったものは一つもない...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...ああいう形でああいうものを書こうという構想のほぼまとまったのも...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...かなりまとまった金額をモスクワへ送った...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...しかし一句としてのまとまった感じは一句を通覧した時に始めて成立するのであるから...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...少しまとまったお金を用意しなければなりません...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...まとまったものではなかった...
豊島与志雄 「庶民生活」
...まとまったものでは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...まとまったものではテレフンケンにクライバー指揮で「ヨハン・シュトラウスの円舞曲集」があり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...どんな人間的な意味づけによってもとらえられないところの自分よりもあとに生き残るという「まとまったもの」と向かい合い...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...ちっとばかりまとまったものが残ったんで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「一九二八・三・一五」「蟹工船」「不在地主」等の比較的まとまった作品を発表して...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...形のまとまった額つきが...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...是(これ)ぞとまとまった指導の書物は無いのだが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...話がまとまったのでそう訊くと...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...もう少しまとまった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...おのおの一人の主人公を持った一つのまとまった作品である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??