...またとない悦(よろこ)びだったのだ...
海野十三 「蠅」
...小谷さんは今こそ私が道を聴くにまたとない時と考えたものか...
鷹野つぎ 「窓」
...世界じゅうにまたとないわたしの親しいお友だちばかりですわ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...世界じゅうにまたとない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この世にまたとない珍らしい物を...
豊島与志雄 「竜宮」
...フリードリヒは常に彼のまたとない勞働者となり...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...壮麗なること! 世界ひろしといへどもこの河に匹敵する河はまたとない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...まるで世界中にまたとない貴重なものだつたかのやうに探したのに拘らず...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...奇怪な特異性に富む事実物語はまたとないであろう...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...尊いまたとない存在である...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...こんないいチャンスはまたとないから必死の勉強をしておやりなさい...
三浦環 「お蝶夫人」
...ファウストまたとないこの出逢(であい)を...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...この世にまたとない好い敵に出会ったものだ」于禁(うきん)が陣中見舞に来て...
吉川英治 「三国志」
...世間の耳目をそらすにはまたとないような桜月夜の――また“春眠暁ヲ知ラズ”の時刻だった...
吉川英治 「私本太平記」
...またとない仕事場だった...
吉川英治 「治郎吉格子」
...「きょうこそは、われらの生涯のうちにも、またとない一日...
吉川英治 「新書太閤記」
...またとない機会をのがしてしまうことになる」と孫兵衛は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...召されるだけでもまたとない果報...
吉川英治 「宮本武蔵」
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