...まぎれもなく佐々の声で返事をして来たのである...
海野十三 「火星兵団」
...まぎれもなく、それはポチであった...
海野十三 「恐竜島」
...非常時には、ぜひともこれがいる! 受話器から出てくる声は小さいが、まぎれもなく、なじみ深い中内アナウンサーの声……...
海野十三 「空襲警報」
...机博士は、矛盾(むじゅん)するふたつの発見にびっくりしたが、今宵(こよい)チャンウーの店にしのびこんだのは、まぎれもなく、小男...
海野十三 「少年探偵長」
...木見雪子の幽霊だ!まぎれもなく彼女の幻影である...
海野十三 「四次元漂流」
...まぎれもなく年若いむすめだった...
久生十蘭 「奥の海」
...出た数はまぎれもなく17であった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...それからまぎれもなくここが川だと云わぬばかりに氷面をさらしはじめる...
本庄陸男 「石狩川」
...この人物、まぎれもなく、門倉平馬――闇太郎とは小梅廃寺での出会い以来、敵味方に対立してしまっていた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...文章の美の要素の一つにはまぎれもなくそれが在りますけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まぎれもなくヴェッテルン湖です...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...それはまぎれもなく暗夜の光ともたとえたいものだった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...問題はまぎれもなくこれからだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...まぎれもなく、叔父に似ていた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...まぎれもなく、朝廷の玉璽でございます」「えっ、玉璽だと」「ごらんなさい...
吉川英治 「三国志」
...夏侯楙の親書にまぎれもなく思われたので...
吉川英治 「三国志」
...「夢はまぎれもなく正夢だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...女の悲鳴――まぎれもなく耳に入った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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