例文・使い方一覧でみる「ぼんぼり」の意味

...水の中の床几やぼんぼり... 水の中の床几やぼんぼりの読み方
上村松園「京の夏景色」

...両側の歩道に朱骨（しゅぼね）の雪洞（ぼんぼり）が造り花の間に連ねともされ... 両側の歩道に朱骨の雪洞が造り花の間に連ねともされの読み方
永井荷風「※［＃「さんずい＋（壥−土へん−厂）」、第3水準1-87-25］東綺譚」

...あの声は……」二人は廊下の闇を微かな雪洞（ぼんぼり）の光をたよりに山崎の様子をうかがうと... あの声は……」二人は廊下の闇を微かな雪洞の光をたよりに山崎の様子をうかがうとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...やがて雪洞（ぼんぼり）に火を入れて庭下駄を穿（は）きました... やがて雪洞に火を入れて庭下駄を穿きましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...提灯や雪洞（ぼんぼり）が華やかに点（つ）いている――ははあ... 提灯や雪洞が華やかに点いている――ははあの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...雪洞（ぼんぼり）から丸行燈にうつした唯一の明りがパッと消えると... 雪洞から丸行燈にうつした唯一の明りがパッと消えるとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...蘭燈（ぼんぼり）にてらされて... 蘭燈にてらされての読み方
長谷川時雨「九条武子」

...雪洞（ぼんぼり）を点（つ）けて起上（たちあが）ったから... 雪洞を点けて起上ったからの読み方
二葉亭四迷「平凡」

...軈（やが）て雪洞（ぼんぼり）の火先（ひさき）が立直って... 軈て雪洞の火先が立直っての読み方
二葉亭四迷「平凡」

...廊下では雪洞（ぼんぼり）を用ひた... 廊下では雪洞を用ひたの読み方
牧野信一「淡雪」

...庭にぼんぼりがともされて静かに夜を更すのであるが... 庭にぼんぼりがともされて静かに夜を更すのであるがの読み方
牧野信一「海棠の家」

...納戸の一隅に隠れながら秘かに赤い小さな雪洞（ぼんぼり）を点（とも）した... 納戸の一隅に隠れながら秘かに赤い小さな雪洞を点したの読み方
牧野信一「サクラの花びら」

...そして入口の棚にのっていた燧石（ひうちいし）をカチカチやって傍（かたわら）の雪洞（ぼんぼり）に火を移し... そして入口の棚にのっていた燧石をカチカチやって傍の雪洞に火を移しの読み方
三上於兎吉「艶容万年若衆」

...竹が机の傍（そば）へ出して置いた雪洞（ぼんぼり）に火を附けて... 竹が机の傍へ出して置いた雪洞に火を附けての読み方
森鴎外「独身」

...雪洞（ぼんぼり）を暗くして待っていた... 雪洞を暗くして待っていたの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...安治川屋敷の雪洞（ぼんぼり）と... 安治川屋敷の雪洞との読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...手雪洞（てぼんぼり）のかげに別人のようにすごくみえたので... 手雪洞のかげに別人のようにすごくみえたのでの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...渦（うず）と渦（うず）と渦（うず）網雪洞（あみぼんぼり）にほの暗く照らされた本丸から二の丸への廻廊を... 渦と渦と渦網雪洞にほの暗く照らされた本丸から二の丸への廻廊をの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

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