例文・使い方一覧でみる「ほととぎす」の意味
スポンサーリンク...一度ほととぎすを聞こうとは思うが... 
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...さてまず最初の「眼には青葉山ほととぎす初鰹」という句でありますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...郭公（かっこう）や時鳥（ほととぎす）が自分を呼んでいるような気がする...
寺田寅彦 「海水浴」
...鳴かずあらば誰（たれ）かは知らん郭公（ほととぎす）さみだれ暗く降り続く夜はここにおいて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...人買船人買船（ひとかひぶね）に買はれて行つた貧乏な村の山ほととぎす日和は続け港は凪（な）ぎろ皆さんさよなと泣き 泣き言ふた...
野口雨情 「別後」
...そして時鳥（ほととぎす）によしという結構な日をぼんやり籠（こも）っていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...時鳥（ほととぎす）にも鰹（かつお）にもないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
萩原朔太郎 「短歌」
...夜になると宿屋の上をほととぎすが鳴いて通った...
林芙美子 「田舎がえり」
...不如帰（ほととぎす）で有名な伊香保と云ふところが...
林芙美子 「浮雲」
...ほととぎす虎杖（いたどり）の茎まだ鳥の脚ほど細き奥箱根かな青葉若葉に掩はれた早雲山の自然林は目が覚める様に美しいが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それだからほととぎすも啼くのだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...さらにその女のやや心の落着いた晩年の一插話を描いた「ほととぎす」を書いた後...
堀辰雄 「姨捨記」
...鳴雪選者吟（ぎん）のうちに時鳥（ほととぎす）鳴くやお留守の西の京麦寒き畑も右京の太夫かな筍（たけのこ）や京から掘るは京の藪（やぶ）とあるのは面白さうな句であるが...
正岡子規 「病牀六尺」
...あるいは時鳥（ほととぎす）とか鶏とか...
南方熊楠 「十二支考」
...「いにしへのこと語らへば時鳥（ほととぎす）いかに知りてか古声（ふるごゑ）に啼（な）く」と言いたいような杜鵑（ほととぎす）が啼いた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「二十五の今日まで聞かず不如帰（ほととぎす）」といふ一句を吾家の門扉に付して家を出で法体（ほったい）となりて一笠一杖（いちりゅういちじょう）に身を托し...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それから、ほととぎす、ほととぎす、と考えるともなく句を練っていると――やがてのこと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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