...」「本所(ほんじょ)かどこかのお弁当屋(べんとうや)の娘の気違いになったと云う記事を読んで?」「発狂した?何(なん)で?」夫はチョッキへ腕を通しながら...
芥川龍之介 「たね子の憂鬱」
...それはべんとう箱を四つあつめたぐらいの大きさで...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...こんどはおべんとうなんかも...
江戸川乱歩 「大金塊」
...リュックのなかからべんとうをとりだして...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...」べんとうを、たべおわった井上一郎君が、そういって立ちあがり、懐中電灯を持って、どうくつのおくへ、はいっていきました...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...お二人が食べかけていらっしゃるおべんとうを奪(うば)い取りました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...糧食(べんとう)の残りの餅を喫(く)っていた...
田中貢太郎 「狼の怪」
...飲みすぎの胃袋が梅雨ちかい空おべんとうひろげるまうへから陽がさす・水もさつきのわいてあふれる女房に死なれて子を負うて暑い旅若竹がこまやかなかげをつくつてゐた黎々火居二句夜もふけた松があつて蘭の花盛花がおちてゐるコクトオ詩抄本日の所得米 一升一合銭 五十六銭フクロウはうたふ...
種田山頭火 「行乞記」
...べんとうのあと、久助君は教だんのわきで日なたぼっこをしていた...
新美南吉 「川」
...おべんとうはおにぎり一つ...
林芙美子 「お父さん」
...浜松で買ったと云う汽車のべんとうの食い残しの折りが一ツ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...べんとうの梅干を入れて熱い湯を母へ飲ませる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...これはおべんとうでもあり...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...メグはおべんとうの世話ができるし...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...おべんとうにしましょう...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...会社へ出るとか役所へ出るとかする人は腐りかかった弁当飯(べんとうめし)を取寄せて食べるより自宅で美味(おいし)いサンドウィッチを拵えて持って行く方がどんなに利益だか知れません...
村井弦斎 「食道楽」
...「これはお昼のおべんとうだよ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ヘンゼルとグレーテル」
...べんとうという言葉はいつごろからあるか...
柳田国男 「母の手毬歌」
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