...また男が風呂敷包(ふろしきづつ)みなんか持って歩けますかい」「困ったなあ」省作は出してもらった着物を引っ掛け...
伊藤左千夫 「春の潮」
...風呂(ふろ)へはいろう...
太宰治 「正義と微笑」
...やがて小さな風呂敷(ふろしき)包を提げながら出て来ました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ふろしき包みをひろげたのを見ますと...
土田耕平 「柿」
...それは風呂桶(ふろおけ)とそうしてポエトリーである」と述べている...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...尻端折(しりっぱしょ)りで風呂(ふろ)へ水を汲(く)みこみもした...
徳田秋声 「仮装人物」
...何もないので紫(むらさき)メレンスの風呂敷(ふろしき)をやった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...余は一個の浮浪(ふろう)書生(しょせい)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...風呂桶(ふろおけ)の中へ飛び込んで...
夏目漱石 「三四郎」
...やや重い手提鞄(てさげかばん)と小さな風呂敷包(ふろしきづつみ)を...
夏目漱石 「明暗」
...すこしの荷物をふろしき包みにして...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...三年目にはもう扶禄(ふろく)を召し放されて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...彼女はおかしな風呂敷包(ふろしきづつ)みをつくっては墓場の道を走って行く...
林芙美子 「魚の序文」
...元気で手をふろうと思いました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...いろいろ考えながらふろを燃(た)き...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...烹(に)て食うときはふろふきにした...
森鴎外 「渋江抽斎」
...土風炉(ふろ)で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...茶の風炉釜(ふろがま)に向っていた...
吉川英治 「大谷刑部」
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