...ふてぶてしいつらをしているんだろう...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...」若もののふてぶてしいどなり声に...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...」運転手はふてぶてしい声で答えて...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...それだけにひどくふてぶてしい面構えになったとも見られた...
高見順 「いやな感じ」
...あのふてぶてしい嘲弄(ちょうろう)が憎らしくてたまらないのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ふてぶてしい煙草吸ひの昼とんびだッ...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...そのくせ態度は淫売婦どくとくのふてぶてしい人をくった冷淡さをみせて...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...それでもその相手がほんとうにふてぶてしいような女であるためであった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ふてぶてしい恰好であぐらをかくと...
久生十蘭 「春の山」
...彼女はふてぶてしい心になつて...
平出修 「夜烏」
...ふてぶてしい態度が消え...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...幌馬車を囲む団員はふてぶてしい厳しい顔だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...このふてぶてしい女山師(やまし)のカモになってないかを確かめた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...メイフィールドは軽蔑しているが、ビンセントは畏縮しながらも、ふてぶてしい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...そんな激しい気もちの中で紀久子は新聞に見入っている父の平静な横顔を何かふてぶてしいものに思い...
矢田津世子 「父」
...――このように心はふてぶてしい限りになって...
横光利一 「欧洲紀行」
...「ふてぶてしい下司(げす)ども...
吉川英治 「三国志」
...肉づきの工合やふてぶてしい感じは徳田に似ていたが...
和辻哲郎 「夢」
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