...まことに不思議(ふしぎ)な感(かん)じが致(いた)しました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ふしぎだわいと首をひねっていると...
海野十三 「地球発狂事件」
...電気鳩をうごかすふしぎなしかけは...
海野十三 「電気鳩」
...ふしぎなほらあなへはいっていきました...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...」こうして、ふしぎなナゾが、ひとつひとつ、とけていきました...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...ふしぎな頭の働きを示しながら...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「ウム……ふしぎだな!……」と博士は...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...ふしぎなめぐり合せで...
壺井栄 「柿の木のある家」
...町の人たちはふしぎに思ひました...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...虹(にじ)のやうに七色をしたふしぎな猫でした...
宮原晃一郎 「虹猫の話」
...地べたに落ちた柔らかくてふしぎに肉体的な音だけを考へても...
室生犀星 「故郷を辞す」
...すると、ふしぎなことに、ハトのむれが、おばさんの足もとにバラバラと舞(ま)いおりてきました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...――一家に二つの紋があってもふしぎはない...
吉川英治 「大岡越前」
...ひと頃の十分の一にも人手は減ったが、ふしぎな事には、その一屯(ひとたむろ)の人数には、何の動揺も見えないのみでなく、かえって、孜々(しし)として夕方も暗くなるまで働いている様子があった...
吉川英治 「鬼」
...その幹を切っても幹のしんまで紅いのだからふしぎでならない...
吉川英治 「紅梅の客」
...「ふしぎな」と立ちあがったとたん...
吉川英治 「神州天馬侠」
...少しもふしぎではない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...どんなに飢えても、ふしぎな程、以前の悪心はもう起らなかった...
吉川英治 「茶漬三略」
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