...石膏像がひびわれはじめたのです...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...石膏のひびわれは...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...コンクリートの階段は、ひびわれて、そのあいだから草がはえているので、うっかりすると、足がすべりそうになります...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...二軒長屋になった隣との境の壁がぬき板に沿うてひびわれるのが見えた...
田中貢太郎 「変災序記」
...またそのひびわれの迹のある甲骨は神聖なものであるから...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...その円錐形のひびわれを...
寺田寅彦 「柿の種」
...薩摩芋の根本の土がひびわれていました...
豊島与志雄 「土地に還る」
...ほとんど眼につかないくらいの一つのひびわれが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...この鐘に大なる※裂(ひびわれ)あり...
南方熊楠 「十二支考」
...度々(たびたび)の兵火でしばしば※裂(ひびわれ)たのを...
南方熊楠 「十二支考」
...その線条粗(あら)き上ひびわれ多く刺はなし...
南方熊楠 「十二支考」
...耕地整理(こうちせいり)になっているところがやっぱり旱害(かんがい)で稲(いね)は殆(ほと)んど仕付(しつ)からなかったらしく赤いみじかい雑草(ざっそう)が生(は)えておまけに一ぱいにひびわれていた...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
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