例文・使い方一覧でみる「ひとしきり」の意味

...ひとしきり討論が栄えたあとで... ひとしきり討論が栄えたあとでの読み方
海野十三「地獄の使者」

...ひとしきり終わるまで待った... ひとしきり終わるまで待ったの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 海野十三訳「まだらのひも」

...詰め寄って何やら小声で談判ひとしきりの後... 詰め寄って何やら小声で談判ひとしきりの後の読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...又ひとしきりうろ／＼してゐたが... 又ひとしきりうろ／＼してゐたがの読み方
谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のをんな」

...スタールツェフはこのひとしきりの混乱に乗じて... スタールツェフはこのひとしきりの混乱に乗じての読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「イオーヌィチ」

...黒い煙がひとしきり渦巻いて立ち昇る... 黒い煙がひとしきり渦巻いて立ち昇るの読み方
寺田寅彦「ある幻想曲の序」

...ひとしきり烈しく吹きかけた風が... ひとしきり烈しく吹きかけた風がの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...それでわたしはひとしきりひと泣き泣いて　やつたんだ... それでわたしはひとしきりひと泣き泣いて　やつたんだの読み方
中原中也「在りし日の歌」

...其日（そのひ）は風（かぜ）もなく一仕切（ひとしきり）日（ひ）も照（て）つたが... 其日は風もなく一仕切日も照つたがの読み方
夏目漱石「門」

...ひとしきり又小石の雨が降りますが... ひとしきり又小石の雨が降りますがの読み方
野村胡堂「大江戸黄金狂」

...ウィリアムスン軍曹もまたひとしきり教会に足を運んだが... ウィリアムスン軍曹もまたひとしきり教会に足を運んだがの読み方
Ｈ・ビーム・パイパー　H. Beam Piper The Creative CAT 訳「最愛の君」

...菜の花や昼（ひる）ひとしきり海の音前と同様... 菜の花や昼ひとしきり海の音前と同様の読み方
萩原朔太郎「郷愁の詩人　与謝蕪村」

...またひとしきり悪寒が走った... またひとしきり悪寒が走ったの読み方
アルジャナン・ブラックウッド森郁夫訳「秘密礼拜式」

...ひとしきり猛烈に吹雪く... ひとしきり猛烈に吹雪くの読み方
堀辰雄「風立ちぬ」

...床のうへでひとしきり足を踏み鳴らす癖のあることだつた... 床のうへでひとしきり足を踏み鳴らす癖のあることだつたの読み方
堀辰雄「辛夷の花」

...床のうえでひとしきり足を踏み鳴らす癖のあることだった... 床のうえでひとしきり足を踏み鳴らす癖のあることだったの読み方
堀辰雄「大和路・信濃路」

...ひとしきり縦横に活躍して... ひとしきり縦横に活躍しての読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...有明けを啼（な）く虫の声がひとしきり... 有明けを啼く虫の声がひとしきりの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

👨話題の人々👩