...いよいよ動員指令が下(くだ)ったそうだな」「ウン」「ところで注意を一つ餞別(はなむけ)にする」「ほほう...
海野十三 「間諜座事件」
...それをあわれな彼女への餞(はなむけ)とする事を許させてもらおう...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...己(おの)が愛人の死出の旅路の贐(はなむけ)とされました...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その幾分を割(さ)いて朝鮮行の贐(はなむけ)として小林に贈る事にした...
夏目漱石 「明暗」
...はなむけのために……」そこで...
牧野信一 「武者窓日記」
...こゝに贐(はなむけ)の文を奉りて御首途を送りまゐらす...
正岡子規 「かけはしの記」
...御餞(おんはなむけ)之御礼つど/\御申可被下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これは拙者の餞別(はなむけ)...
吉川英治 「剣難女難」
...門出の餞別(はなむけ)をしてつかわせ」と...
吉川英治 「三国志」
...それを関羽に餞別(はなむけ)せん――とこういった...
吉川英治 「三国志」
...血の餞別(はなむけ)にやってきたか」二「あな...
吉川英治 「三国志」
...あの錦の嚢の第二は今開くときだろう」孔明から餞別(はなむけ)に送られたその内の一つを...
吉川英治 「三国志」
...手ずから縫った守り袋の地蔵菩薩を餞別(はなむけ)にくれたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...なぜあちらの大勢にも餞別(はなむけ)せんのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...「み軍(いくさ)のはなむけに」と...
吉川英治 「私本太平記」
...餞別(はなむけ)に語って...
吉川英治 「新書太閤記」
...莫大な金銀を餞別(はなむけ)に贈り...
吉川英治 「新・水滸伝」
...餞別(はなむけ)のことばとして...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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