...それをあはれな彼女への餞(はなむけ)とする事を許させてもらはう...
高村光太郎 「智恵子抄」
...それをあわれな彼女への餞(はなむけ)とする事を許させてもらおう...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...その幾分を割(さ)いて朝鮮行の贐(はなむけ)として小林に贈る事にした...
夏目漱石 「明暗」
...はなむけのために……」そこで...
牧野信一 「武者窓日記」
...上月景光主(こうづきかげみつぬし)のめされてはるばるのぼりけるうまのはなむけに天皇の御(み)さきつかへてたづがねののどかにすらん難波津に行(ゆけ)すめらぎの稀(まれ)の行幸(いでまし)御供(みとも)する君のさきはひ我もよろこぶ天使のはろばろ下りたまへりける...
正岡子規 「曙覧の歌」
...梁川星巌の贐(はなむけ)の詩がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...心ばかりの贐(はなむけ)として...
夢野久作 「二重心臓」
...餞別(はなむけ)の品とを...
吉川英治 「剣難女難」
...門出の餞別(はなむけ)をしてつかわせ」と...
吉川英治 「三国志」
...われわれの餞別(はなむけ)に持ってきて下すったお酒だぞ」そういい聞かされて...
吉川英治 「三国志」
...出陣のはなむけに...
吉川英治 「私本太平記」
...兼好という法師に仕えている童(わらべ)から餞別(はなむけ)にもらった雀の子を配所で育てたものですと語り...
吉川英治 「私本太平記」
...「み軍(いくさ)のはなむけに」と...
吉川英治 「私本太平記」
...それが自然の餞別(はなむけ)のように見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...心ばかりなお餞別(はなむけ)を仕りたいが」王倫は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...衣服銀子(ぎんす)などの餞別(はなむけ)を積んで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...とりあえず彼への門出祝(はなむけ)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...で――鴻山が心ばかりの餞別(はなむけ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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