...一番めはつるされる...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「コウノトリ」
...街のはつる處に、「コリゼエオ」(大觀棚(おほさじき))の頂見えたるとき、われ等はかの洞の方へゆくにや、と畫工に問ひしに、否、あれよりは(はるか)に大なる洞にゆきて、面白きものを見せ、そなたをも景色と倶(とも)に寫すべし、と答へき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...額からあたまの素天辺はつるつるに禿げている森平という一小作農であった...
犬田卯 「瘤」
...床柱はつるつるしているのに...
梅崎春生 「狂い凧」
...」「門百屋?」坊さんはつるりと頭を撫でた...
薄田泣菫 「茶話」
...鈍器というのはつるはしの柄です...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...大きな籠の中からとり出すのはつるのこはれた鐵瓶や錆の出たブリキ製の御飯蒸しかうやくを澤山張つた埃だらけな硝子のかけらもう日が暮れるのに家中明け放しの中でどう仕末がつくことと思はれる冷たいがらくたを一手に引受けて一々選り分け仕末する...
千家元麿 「自分は見た」
...次にはつるやの朝日新聞社の会で...
谷崎潤一郎 「大切な雰囲気」
...馴(な)れないのでナオミはつるつる湯の中で滑ってきゃっきゃっと笑った...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...・朝風そよげばひかるは青葉から青葉へ蜘蛛のいとなみ・水をあびてはつるみとんぼの情熱・晴れてけさはすつかり青田で・萩がもう...
種田山頭火 「其中日記」
...壺の萩さく朝風が机をはらふ・藪をとほして青空が秋・風鈴しみ/″\抱壺のおもかげ・日ざかりひなたで犬はつるんでゐる・どなたもお留守の...
種田山頭火 「其中日記」
...あんなところに人のいるはずがねえ」与八はつるべ縄へ掛けた手を休めて見ていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...染糸のさめはつるまでに...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...彼はつるつる然たる金柑頭(きんかんあたま)を有しておった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...こちらはつるやの折詰のおべん...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...はつる日の事なりき...
森鴎外 「うたかたの記」
...剣とはつるぎという文字...
吉川英治 「剣難女難」
...刀はつる巻の一本差し...
吉川英治 「新書太閤記」
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