...其処此処に赤い百合の花の咲いた畑径(はたけみち)を...
石川啄木 「赤痢」
...二畠(はたけ)一帯...
泉鏡花 「瓜の涙」
...この難問題が自分たちの畠(はたけ)ではないことに気がついた...
海野十三 「赤外線男」
...畑(はたけ)の中(なか)から土器(どき)の破片(はへん)を一箇(ひとつ)拾(ひろ)ひ出(だ)して...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...クリストフはたけりたつまいと一生懸命に我慢した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おつぎが畑(はたけ)へ往來(わうらい)する時(とき)は村(むら)の女房等(にようばうら)は能(よ)くいつた...
長塚節 「土」
...他(た)の畑(はたけ)のものよりも自然(しぜん)にそれを盜(と)つた...
長塚節 「土」
...わし等(ら)畑(はたけ)の茄子(なす)引(ひ)ん(もぎ)つたんだつてちやんと知(し)つちや居(ゐ)んでがすから...
長塚節 「土」
...其處(そこ)らの畑(はたけ)には土(つち)が眼(め)を開(ひら)いたやうに處々(ところ/″\)ぽつり/\と秋蕎麥(あきそば)の花(はな)が白(しろ)く見(み)えて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...畑(はたけ)へなんぞ出(で)んのにや餘(あんま)り過(す)ぎ物(もの)なんだが...
長塚節 「土」
...忙(いそが)しい麥蒔(むぎまき)の季節(きせつ)が迫(せま)つて百姓(ひやくしやう)は悉(こと/″\)く畑(はたけ)へ出(で)て居(ゐ)るので晝間(ひるま)は彼(かれ)の相手(あひて)になるものがなかつたのみでなく...
長塚節 「土」
...庭先に少しばかりの畠(はたけ)があって...
夏目漱石 「行人」
...親分の畠(はたけ)じゃねえ」「手摺を越して落っこったのが不思議でならねえと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
八木重吉 「貧しき信徒」
...畑(はたけ)から畑へと追いかけてきます...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...食ふ柿(かき)も又(また)くふ柿も皆渋(しぶ)し秋のけしきのはたけ見る客というような口合(くちあい)に近いものを除いては...
柳田国男 「木綿以前の事」
...これが日本の畑(はたけ)なら青い「ぎいす」が鳴くであろ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...森も野も畠(はたけ)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
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