例文・使い方一覧でみる「ぬた」の意味
スポンサーリンク...妻は乳を飲ませられぬために... 
芥川龍之介 「子供の病気」
...秋の哀れも身に泌（し）む砧（きぬた）の音...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...また根本の不満を除くことをせぬために...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...麻を砧（きぬた）で打って柔かにした様にゆるくうねってウィリアムの手から下がる...
夏目漱石 「幻影の盾」
...死ぬために子を生むのか解らないものがいくらでもある...
夏目漱石 「道草」
...要するに選択に注意せぬためであろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...一日の仕事を失はぬために...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「或女友達への手紙」
...嘘や酒落はいへぬたちであるが...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...怒田村のこと鬼涙（きなだ）、寄生木（やどりぎ）、夜見（よみ）、五郎丸、鬼柳（きりう）、深堀（しんぼり）、怒田（ぬた）、竜巻、惣領（そうれう）、赤松、金棒、鍋川――足柄の奥地に、昔ながらのさゝやかな巣を営んでゐるそれらの村々を私は渡り歩いて、昆虫採集に没頭してゐた...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...たしかに死ぬために違いない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...相手の歌をやめさせぬために...
三好十郎 「おりき」
...この時期には人間の命といふものが大切にまもらねばならぬために...
室生犀星 「巷の子」
...そうしてどの家も雀の住むための瓦の隙間（すきま）を作らぬために...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...おまけにその見返しの処にぬたくっている持主署名（オーナシグネチャ）をよく見ますと...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...只今のように外国の書物が自由自在に得られませぬために...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ただ束の間の幸福を逃さぬため...
横光利一 「旅愁」
...一同は山寨（さんさい）の和を破らぬため...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いたずら描きでもぬたくると...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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