...また通俗科学雑誌のページと口絵をにぎわすものの大部分は科学的商品の引き札であったり...
寺田寅彦 「科学と文学」
...年々に裏庭の夏から秋へかけてのながめをにぎわすことになっている...
寺田寅彦 「柿の種」
...この母熊の肉は探険隊員のあまたの食卓をにぎわすと同時に隊員のビタミン欠乏症を予防する役に立った...
寺田寅彦 「空想日録」
...このうさぎを捕獲すればテント内の晩餐(ばんさん)をにぎわすことができるがなかなか容易には捕れないそうである...
寺田寅彦 「小浅間」
...ただこのごろの新聞紙上をにぎわすようないろいろの不祥な社会的現象は...
寺田寅彦 「田園雑感」
...魚貝のみならずいろいろな海草が国民日常の食膳(しょくぜん)をにぎわす...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...無理に場面をにぎわすためかき集めた千々石(ちぢわ)山木(やまき)の安っぽい芝居(しばい)がかりやら...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...困った人達はにぎわすし...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...芥川龍之介の連中が木曜会をにぎわすようになったのは...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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