...その部屋に机をならべることになった...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...賛辞(さんじ)をならべるのでしたが...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...賽路の兩側に地口行燈のならべるはよけれど...
大町桂月 「金華山」
...漸くにして漁家のならべる岸に達す...
大町桂月 「常磐の山水」
...……痰が切れない爺さんと寝床ならべる・孫に腰をたゝかせてゐるおぢいさんは・眼の見えない人とゐて話がない水仙一りんのつめたい水をくみあげる水のんでこの憂欝のやりどころなしあるけばあるけば木の葉ちるちる先夜同宿した得体の解らない人とまた同宿した...
種田山頭火 「行乞記」
...「短氣強暴」で「仁義忠孝之倫理」をわきまへない「墨夷」どもは「廿日の程には百隻の大艦」を江戸灣におしならべるかも知れなかつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...展覧会にあんなに沢山ならべるもんですかねエ...
戸坂潤 「社会時評」
...ならべると数かぎりもないが...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...食物について不平をならべるような事はありませんでした...
林芙美子 「清修館挿話」
...浴槽に放りこんでおいた濡れものを椅子の背に掛けならべると...
久生十蘭 「肌色の月」
...二つならべる枕を...
火野葦平 「花と龍」
...主として不満に感じた点だけをならべる...
平林初之輔 「当選作所感」
...辛うじて二人ならべるほどの近径から急坂を登つた...
牧野信一 「タンタレスの春」
...少し紙数が余ったから手前味噌をならべることにしよう...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...酒、小皿物など、四、五品ならべると、「御用があったら、お手をならして下さいませ」と、気をきかすような口吻(くちぶり)をのこして姿を引っこめた...
吉川英治 「大岡越前」
...廂(ひさし)をならべる...
吉川英治 「新書太閤記」
...槍お船印(ふなじるし)の差物を立てならべる侍(さむらい)などが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...土産物をならべるやら...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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