...現在(げんざい)の人(ひと)は逆轉(ぎやくてん)してならべるといふが如(ごと)きは勿論(もちろん)不合理(ふがふり)であるばかりでなく...
伊東忠太 「誤まれる姓名の逆列」
...賽路の兩側に地口行燈のならべるはよけれど...
大町桂月 「金華山」
...漸くにして漁家のならべる岸に達す...
大町桂月 「常磐の山水」
...茶店の棚にならべる正宗の瓶をながめて...
大町桂月 「春の郊外」
...三本一しょにならべると...
鈴木三重吉 「黄金鳥」
...と手前勝手な台辞(せりふ)ばかりならべるのは...
太宰治 「虚構の春」
...悪口ついでにうんとならべると...
太宰治 「虚構の春」
...展覧会にあんなに沢山ならべるもんですかねエ...
戸坂潤 「社会時評」
...僕は多く不浄の談(はなし)をならべるようではあるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...列伝のように名だけをならべるが...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...食物について不平をならべるような事はありませんでした...
林芙美子 「清修館挿話」
...だれに泣きごとをならべることがあらう? 所詮は神がかういふ運命に定められたのだ! ええ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...衣(きぬ)を商う家、革をひさぐ家、魚をならべる店、わけて薄男(すすきお)がよく訪れた香(こう)さばく家、それらの店にすわる男らの顔にみな見覚えがあった...
室生犀星 「荻吹く歌」
...みんなおつむをならべるのよ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...なにを贅沢なご託(たく)をならべるのかっ」と...
吉川英治 「三国志」
...誰か天下に肩をならべる者やある...
吉川英治 「三国志」
...廂(ひさし)をならべる...
吉川英治 「新書太閤記」
...ナマな史料をナマのままならべると...
吉川英治 「随筆 新平家」
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