...なお少しく実際に渉(わた)る一...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...其處からなお少しおいでになりますのに...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...その前になお少し火事以前の雷門を中心としたその周囲(まわり)の町並み...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私は、なお少し考えて、「存じませんね...
太宰治 「新樹の言葉」
...丸善の向う側からなお少し向うに行った角に...
田山花袋 「日本橋附近」
...なお少し立ち入って考えると...
寺田寅彦 「方則について」
...――しかし彼は今なお少しく放心の態(てい)である...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...なお少しずつ貯蓄をつづけていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」彼女はなお少し彼と話をし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なお少し年が行くと前へも髪を貯えて『前髪(まえがみ)』と言う...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...Kはなお少し肩でドアによりかかり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...この自然的性向はなお少しもその力を減ずることなく存在していると考える十分な理由がある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかしトニオ・クレエゲルは、なお少しの間、その冷え切った祭壇の前に立ったなり、誠実というものが地上にあり得ないということに、心からの驚きと幻滅とを感じていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...それを考えるにはなお少しく類似の例を列挙してみなければならぬ...
柳田国男 「雪国の春」
...それはなお少しく捜してみて...
柳田國男 「和州地名談」
...廉子も今なお少しのおとろえもみせぬその人に...
吉川英治 「私本太平記」
...なお少しも衰えていない城兵の士気を見て...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお少し山間僻地(さんかんへきち)に入れば...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??