...それはそのあたりに並んでいる装置(そうち)のうちのどれからしいが...
海野十三 「海底都市」
...「へんなものって、どれかね...
海野十三 「火星兵団」
...こっちに一から百まであるスイッチのどれかをおすのだ...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...もぐらのどれかが土を掘りだすだろうから...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...「どれから始めるかな」彼はさも楽しげに見えた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...どれかの仏像の中に身をかくし...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...「現地の形態のどれかに変態しなくては……」遠隔精神感応によって周囲の環境を探っていた彼は...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...この町の誰がわたしにその標題をさえおしえることができるか? たいていの人はヘブライ人以外にどれかの国民が経典をもっていたということを知らない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...遠い昔のどれかの地質学的時代にはこの池の水はそれらの池をとおして流れていたのかもしれず...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そこで某殺人事件の種取りを命ぜられた記者は現場に駆けつけて取りあえずその材料を大急ぎでかき集めた上で大急ぎでそれを頭の中のカタログ箱の前に排列してそうしてさし当たっていちばんよいはまりそうな類型のどれかにその材料をはめ込んでしまう...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...たぶんそういう種類の演奏会のどれかで私は始めてケーベルさんの顔を見...
寺田寅彦 「二十四年前」
...この蝙蝠とあなたの羊のどれか一匹と...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...一体あの白熊のうちのどれかが怒り出すと好いのだが...
ゲオルヒ・ヒルシユフエルド Georg Hirschfeld 森林太郎訳 「防火栓」
...どれか一羽は代る代るおくれます...
牧野信一 「砂浜」
...どれか一つだけ厚く綿の入っているのをおいておいていただきたいのだけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この政党の意見のどれかになるのです...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
...この年中行事のどれかの日の出来事であった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...行き詰まったところがこの三つの鼻の表現のうちどれかになってしまうよりほかに...
夢野久作 「鼻の表現」
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