...『それで活動寫眞の功徳は何處邊(どこいら)に在るんか?』『つまり批評の無い場處だといふところにあるさ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...ここはどこいらで...
中里介山 「大菩薩峠」
...第一彼がどこいらで鼓を打つか見当(けんとう)がつかないからちょっと打ち合せをしたい...
夏目漱石 「永日小品」
...アハハハハ時に将門(まさかど)が気(きえん)を吐いたのはどこいらだろう」「何でも向う側だ...
夏目漱石 「虞美人草」
...「今頃お父う様はどこいらを旅なすっていらっしゃるだろう」と...
堀辰雄 「姨捨」
...それはどこいらであろうか...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...それが山のどこいらであるのか全然わからないのだ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...「――今どこいら歩いているだろうと思ってたら...
「一本の花」
...四谷の番衆町ってどこいらでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どこいらだろうな」「そうさなあ...
夢野久作 「難船小僧」
...どこいらかなあ」といったような会話がよく甲板の隅々で聞こえた...
夢野久作 「難船小僧」
...六分儀なんかまるで役に立たねえそうだ」「どこいらだろうな」「……サア……どこいらだろうな」コンナ会話が交換されているところへ...
夢野久作 「難船小僧」
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